議会報告

 

令和3年第7回岩国市議会定例会報告

2021年12月23日(議会最終日)
令和3年第7回岩国市議会定例会に上程された24議案は全て可決されました。
 今回は『子育て世帯への臨時特別給付金』について、異例の対応を取った形となりました。会期初日に先行分の5万円を給付する議案を可決致しましたが、会期中に国の方針が変更され、年内に一括10万円の支給が行える補正案が再提出されました。この件については、各自治体でも時々刻々と報道による判断に迫られている状況に、議員間でも様々な意見が出ておりました。なお、高校生など児童手当の支給がなされない18歳以下の方々には振込先の登録などの事務手続きが必要となりますので、対応は年明けとなります。
<ちょっと一言>
 今回の一般質問では、高齢者のタクシー補助券に関する制度移行についてと、問題視されるべき給食管理について取り上げたつもりです。制度移行については、超高齢化社会を迎えた今後、助成対象者の年齢引き上げは必ず起こると言っていい問題です。特に行政は前例を引き合いに説明することが多いだけに今回の質問で複数年にわたる移行期間の考えを正しておきたかったところでした。議会対応について、改めて勉強しておきたいと思います。教育委員会の給食管理の体制については...言葉もありません。とは言え、今後もしっかりチェックしていきたいと思います。
 

令和3年第5回岩国市議会定例会報告

2021年9月24日(議会最終日)
令和2年第7回岩国市議会定例会に上程された25議案は全て可決されました。

 令和2年度の一般会計や特別会計の決算の認定、令和3年度の一般会計や特別会計の補正予算のほか、岩国市手話言語条例、岩国市英語交流センター条例などがありました。
 また、議員提出議案として、「岩国市議会委員会条例の一部を改正する条例」及び「中華人民共和国による人権侵害に対する調査及び人権侵害があった場合の抗議を求める意見書」の議案が可決されました。新型コロナ感染症の影響で委員会開催が難しくなっている都市活力再生・推進調査特別委員会のこれまでの活動に関わる中間報告も行われました。
<ちょっと一言>
 議案の中に『玖西環境衛生組合の解散』に関する協議がありました。玖西環境衛生組合とは、本市と周南市の共同でし尿処理を行っている施設運営のための組合です。現在、私はこの組合議会の議長を務めております。次年度から周南市では独自で処理を行うことから組合解散のための協議を進めています。隣り合う自治体と共同で管理運営しているものに組合議会というものがあり、他の議員もいずれかの組合議会に属しています。

 

令和3年第3回岩国市議会定例会報告

2021年6月28日(議会最終日)
令和2年第7回岩国市議会定例会に上程された25議案は全て可決されました。

 令和3年度一般会計補正予算の専決処分の承認ほか、任期満了による教育長の再任命などがありました。また会期中に追加の補正予算案や追加上程されました。
 議員提出議案として、「岩国市議会議員定数の条例の一部を改正する条例」及び「地方財政の充実・強化に関する意見書」の議案が可決されました。
<ちょっと一言>
 議員定数削減について、全国的に人口減少の傾向から地方議員の定数の削減が行われている風潮は否めません。私は、前回の選挙においても2議席減となっていることから、専門のセミナーを受講するなど調査を進めて参りました。そのうえで、県内2番目に大きな面積を有する本市の状況と行政が予想している人口減少の時期との両面から検討の上で、時期尚早との判断で議員定数削減には反対の討論を行いました。行政では、条件が近い他の自治体と比較して判断することが多いですが、面積や人口、予算規模など全てが同じところなどありません。一部を切り取って主張される方が多いように感じますが、総合的に判断し、議員のパフォーマンスに走らず、市民に不利益が生じないことを優先すべきだと考えております。そのためにも議員一人ひとりが研鑽を積むことは重要だと思います。

令和3年第2回岩国市議会定例会報告

2021年3月24日(議会最終日)
令和3年第2回岩国市議会定例会に上程された60議案は全て可決されました。

 令和2年度の一般会計や特別会計の補正予算、令和3年度の一般会計や特別会計の当初予算及び補正予算のほか、関係法令の規定の整備のための条例改正や指定管理者の指定などの議案がありました。議員提出議案として、「岩国市議会会議規則の一部を改正する規則」が提出され、可決されました。
 また、防災・減災対策推進調査特別委員会から避難所のあり方や運営体制について調査し、提言書を提出した旨の中間報告がありました。
<ちょっと一言>
 今定例会では、令和2年度の補正予算として上程されたものが一度撤回され、令和3年度の補正予算として改めて上程されるという事態が起こりました。理由は、歳入の国庫支出金の一部の交付決定が4月を超えるということでした。コロナ禍で情報確認においても混乱をきたしている状態が否めません。経済支援については何が適正なのか議論が尽きないところではありますが、市民生活の支援としてのプレミアム商品券は多くの市民に喜んでいただけることと思います。なお、議員提出議案については、議員が議会や委員会への欠席事由として育児、看護、介護、出産補助などについて明文化するとともに、出産の産前・産後にも配慮した規定を設けるものです。議会の若返りにも期待したいところです。

令和2年第5回岩国市議会定例会報告

2020年12月22日(議会最終日)
令和2年第7回岩国市議会定例会に上程された23議案は全て可決されました。

 令和2年度の一般会計や特別会計の補正予算、ひとり親世帯臨時特別給付金に関する予算の補正も緊急追加され、他には都市計画の変更のための条例改正などがありました。
 なお、議会が始まって早々に議員の中から新型コロナウイルスに感染者が報告されたので議員全員にPCR検査が行われ、感染状況の把握が行われました。安全が確認され、議会が再開されましたが、初めて一般質問は中止されました。
<ちょっと一言>
 この時期の補正予算は、人件費の調整に係ることが例年多く、議案についても法律の改正に伴う条例整理のための議案が上程されることが多いです。常任委員会において、補正予算から状況把握のため人員配置と業務についての質問などを致しましたが、今一つ答弁がピリッとしない場面がありました。せめて事前通告している内容くらいは簡潔明瞭に説明して頂かないと心配になります。自分もくだらないと思われる発言をしないように、お互い良い緊張感を維持していきたいと思います。

 

令和2年第5回岩国市議会定例会報告

2020年9月25日(議会最終日)
令和2年第5回岩国市議会定例会に上程された23議案は全て可決されました。

 令和元年度の一般会計や特別会計の認定、令和2年度の一般会計や特別会計の補正予算、岩国市感染症拡大防止基金設立のための条例、その他は主に法改正による条例の変更や市政運営上における条例の変更がありました。
 なお、議員提出議案として、コロナ禍による税収減が予想されることから国に交付金措置を求める意見書を提出する決議をいたしました。安定的な行政サービスが行えるよう国に対しても要請して参ります。。
<ちょっと一言>
 令和2年度一般会計の補正予算は、新型コロナウイルス検査を実施するための「地域外来・検査センター」を山口県からの委託を受けて運営するための経費や、新型コロナウイルス感染症対策として小中学校の衛生環境改善、小中学校のICT環境の整備を円滑に進めるための整備などが計上されて、補正後は約924億3,000万円となります。       地域外来・検査センターでは、かかりつけ医の診断による予約制で検体採取をすることができる施設とのことです。それならば、診療してもらったときに検体採取して、関係機関で検体回収したほうが無駄がないと思うのですが、現状それはできないみたいです。理解しがたい行政の論理ですが、市民の皆様の利便性を考慮した運営となるよう働きかけていきたいと思います。
 
 

令和2年第3回岩国市議会定例会報告

2020年6月26日(議会最終日)
令和2年第3回岩国市議会定例会に上程された23議案は全て可決されました。                                              その主なものは、国からの通達による条例の整備や市内の設備変更による整理によるものです。一例を挙げると、周東総合支社や玖珂支所の整備による住所変更や組織変更がありました。                                    なお、常任委員会において行っている行政視察を今年度は取りやめて、その予算を新型コロナウイルス感染症の経済対策に充てるように補正することといたしました。
<ちょっと一言>
 3月定例会でどうするか先送りしていた行政視察を取りやめにして、その予算を経済対策に充てていただきたいと4委員会全てが判断をしました。総額約350万円ですが、どう使うかが実はとても大事だと思います。                       基金など集めることも難しいですが、適切に支出するということはさらに難しいと考えています。助成すべき人に適切に届くように広い視野で考えなければなりません。コロナ禍では自治体によりその差が出ていると感じます。

 

令和2年第1回岩国市議会定例会報告

2020年3月24日(議会最終日)
令和2年第1回岩国市議会定例会に上程された49議案は全て可決されました。

 その中身については、令和元年度の一般会計や特別会計の補正予算、令和2年度の一般会計や特別会計の当初予算、その他は主に法改正による条例の変更や市政運営上における条例の変更でした。
 なお、議員提出議案として岩国市議会広報特別委員会を設置することといたしました。市民と議会の距離を縮めるために情報発信していきますので、ご期待ください。
<ちょっと一言>
 3月の定例会では新年度当初予算審議が大きな議案の一つになります。令和2年度一般会計の当初予算は、ごみ焼却炉施設建設関連事業が完了することや、東小・中学校施設整備事業などの大規模事業が減となることから、713億3,000万円となり、前年度比6.6パーセント減となっております。その中から、教育民生常任委員会が所管する新規事業を幾つか抜粋してご紹介します。

  ・高齢者活き行きサポート事業   約7,000万円
   (免許を有しない75歳以上の方にタクシー料金助成金を交付する。)

  ・小中学校ICT環境整備事業   約5億6,000万円
   (国が推進するギガスクール構想に沿って学校施設の環境整備を行う。)

  ・(仮称)英語交流のまち推進センター整備事業  約900万円
   (再編関連特別事業として、国際交流拠点を整備し、英語の学びを推進する。)